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公開日:2007年4月15日
最終更新日:2009年9月25日


閉まりが悪くなったので…

ドアの建付調整 パート2(2/5)
(メンテナンス)

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ドアの持ち上げ

1.ドア上げの準備

フロントドアヒンジカバーを外します。ヒンジカバーは2個のクリップと両面テープでとまっています。クリップリムーバを使うと簡単です。
次に、ドアやフェンダーの工具が当たりそうなところにテーピングをします。

2.タイヤハウスのカバーを外す

このあとの作業でドアをジャッキで持ち上げるのですが、持ち上げているときはドアの開閉はできないため、ヒンジボルトを締める作業はタイヤハウス側から行うことになります。このため、カバー(フェンダープロテクター)を外しておく必要があるのです。

まず先立ってカバーを外しやすくするため、電子制御エアサスペンション搭載車なら車高をHIGHにします。作業するドアが運転席側ならステアリングは右いっぱいに、助手席側なら左いっぱいに回します。

そしてフロントマッドガードを外します。前方から長いスクリュービス2本、下側から短いスクリュービス1本でとまっています。


マッドガードを外したところ

次にタイヤハウスのカバーを外します。ビスは5個、クリップも5個あります。
一番天辺のクリップは見えませんが、エンジンルーム側からはよく見えますので、上から押し出すようにすれば簡単に外せます。すべてのビスとクリップを外したら、カバーを作業しやすい位置までずらします。


タイヤハウスカバー(フェンダープロテクター)を外すには、短いドライバーやアングルドライバーとクリップリムーバがあると便利


タイヤハウスのカバー(フェンダープロテクター)はずらすだけでOK


3.サイドウインカーを外す

えっどうして?と思うかもしれませんが、ここが一番作業をしやすくするポイントなのです。このサイドウインカーの取り付け穴こそが作業上重要なのぞき穴となり、手を入れて工具を持ち直したりするこのとのできる優れものなのです。


シーマの場合はこれがいいのぞき穴になる

4.ヒンジボルトを緩める

ヒンジボルトとは、ヒンジ部のピラー側取り付けボルトのことです。このヒンジボルトは、アッパーヒンジ部(上部)の2本、ロアヒンジ部(下部)の2本の計4本あります。一番下のヒンジボルト1本を基点にしてドアの後端を上げますので、上から3本は緩めて、一番下の1本は少しだけ緩めます。1番下のボルトを緩めすぎると、ドア全体が後退してフロントフェンダーとの隙間が拡がる可能性があります。

ヒンジボルトを緩めるのはタイヤハウス側でなくても行えます。この場合はハーフムーンという弓のように曲がったタイプのレンチが便利です。首振りラチェットでは首が動いてしまいかえって使いにくいです。


13mm*11mmハーフムーンギヤレンチ、13mm→差込角9.5mmアダプタ、12mmソケットを使用

ハーフムーンタイプのギアレンチはサイズがいくつかありますが、13mm*11mmがベストです。13mmのものを用意し、13mm→差込角9.5mmアダプタと差込角9.5mmの12mmソケットをセットで使うと便利です。ソケットはなるべく12角タイプでなおかつ短いものを使用します。あまり長いと(オフセットがあると)ドアに当たってボルトにアプローチできません。
ソケットがボルトにはまったら、ソケットが外れないようにするために、ドアを少し開き気味にします。こうすることでソケットがドアの前方に触れて、ボルトを回しているときでもソケットが外れにくくなります。

ハーフムーンタイプギアレンチの11mm(12角)側には、差込角9.5mmのフレキシブルハンドルを差し込んで使います。普通はこんな差し込み方はしませんが、11mm(12角)メガネの穴に差込角9.5mmの差し込みを入れて延長するのがポイントです。
これはハーフムーンタイプレンチだけでは力が入らずボルトを緩めることすらできないからです。フレキシブルハンドルで延長することにより簡単に緩めることができるようになります。

次に、ドアの端を持って上下に揺すります。こうすることで、ヒンジ部分のパッキン(シール)が緩み、ドアが動きやすくなります。


ソケットは12mm。オフセットが必要。
ソケットがボルトから外れないように、ドアを開け気味にするのがポイント


上から2本のボルトへは下側からアプローチした


11mm(12角)ギヤレンチ側に、差込角9.5mmのフレキシブルハンドルを継ぎ足す。
こうすると力が入りやすい


上から3本目のボルトへは上側からアプローチ


やりにくければタイヤハウス側からアプローチしてみる


13mm*11mmの超ロングメガネレンチにアダプタで12mmのソケットを付けて使用。
タイヤハウス側から見たところ


※これは助手席側の画像です


※これは助手席側の画像です


※これは助手席側の画像です
一番下のボルトはタイヤハウス側から緩めた


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