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公開日:2008年2月29日
最終更新日:2013年9月9日

過冷却してました

サーモスタットの故障
(メンテナンス)

Y31シーマおよびY31セドリック/グロリアに適用


愛車で長年使っていたサーモスタット

概要

2006年10月、走行距離20.7万キロの頃、オーバーヒートを起こした直後からオーバークール気味になりました。水温が暖まりにくく冷めやすくなりました。

2007年7月、走行距離21.8万キロの頃、サーモスタットを交換したら直りました。


走行中でもこんなに水温が下がってしまう


症状

1. 暖機に時間がかかる

水温の上がりが遅く、いつもより倍以上の時間がかかります。

2. 走行中に水温が下がりすぎる

走っていると水温計の針が下がってきます。特に長い下り坂では針が下まで下がってしまいます。

3. 燃費が悪い

エンジンが常に暖機しようとして余計に燃料を消費します。


原因

サーモスタットの故障により、オーバークールを起こしている。

弁が常に開いた状態になっていて、常に冷却水がラジエターを循環するため、過度の冷却が行われていた。


故障したサーモスタット
(常温でも弁に隙間がある)


故障のきっかけは、オーバーヒートです。上高地乗鞍スーパー林道をゆっくり走って登りきったときにオーバーヒートを起こしました。オーバーヒートといってもエンジンルームからゴボゴボと煮立つ音がしただけで症状は軽いものでした(標高が高かったのでこの程度で済んだのかもしれません)。
このオーバーヒートの直後からオーバークールな症状が現れました。


修理

オーバークールはオーバーヒートとは違ってふつうに走れてしまうので、さほど気にしてはいませんでした。
ただ燃費が悪いので、整備のついでに頼んで交換してもらいました。

サーモスタットの交換は他の整備と一緒にやってもらったので、単品の交換工賃はわかりません。
 

請求金額:2,000円

一般整備工場

費目

コード 作業内容および部品名称 記号 数量

技術料

部品代

21200-42L00 サーモスタットASSY   1   2,000円

※他の整備と一緒に頼んだため、単品での交換工賃は不明。

 


サーモスタット取付位置


サーモスタット取付位置


補足

水温が適温以下の時は、ECCSコントロールユニットは暖機が完了していないと判断するため、エンジンは常に多くの燃料を消費してしまいます。

・故障前3ヶ月間(2006年7月〜2006年9月)の燃費は、6.55km/L
・故障後3ヶ月間(2006年11月〜2007年1月)の燃費は、6.24km/L
・修理後3ヶ月間(2007年8月〜2007年10月)の燃費は、6.90km/L(※)
※他の整備も行っている

水温計の針が低い温度を示していても、そんなときエンジンは躍起になって発熱しているので、部分的にはかなり高温になっているところがあると想像できます。

水温が低いとエアコンのヒーター温度も低くなるようですが、設定温度をあまり高くしないので、それはあまり感じませんでした(鈍感?)

故障中は燃料流量インジケーターが点きやすくなりました。
 

関連ページ

基本資料 〜 サーモスタット

 

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