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公開日:2007年4月6日
最終更新日:2013年9月9日


端子が短くなっていた


イグニッションコイルの端子交換
(メンテナンス)


イグニッションコイル
(右側のイグニッションコイルの端子が短くなっている)

概要

2007年3月、走行距離21.5万qの頃、一部のイグニッションコイルの端子が著しく摩耗していたので、端子のみ交換しました。

交換後は、「少ないアクセル操作でパワフルな走り」 になりました。

本当は「戻りました」 というのが正しいのですが…。


症状

全体的に加速がもたつく。


原因


一部のイグニッションコイルの端子が摩耗し、さらに腐食が激しかった。
イグニッションコイルの端子とプラグの接触不良の可能性もあり。


修理費用


約420円(代替部品代)


イグニッションコイルの端子が摩耗する確率

よくわかりません。20万q以上走っていてもまったく摩耗していない端子もあります。推測ですが、接触不良があるか、不純物(エンジンクリーナーや水分)が付着したままだと腐食して接触不良が起こり、火花が散って摩耗を早めるのかもしれません。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

以前から摩耗を放置していた

2003年5月、走行距離13.9万kmの頃、初めて端子の摩耗に気がつきました。


走行距離13.9万kmの頃にはすでに端子が短くなっていた(右側)

このときは取りあえずアイドリングは安定していましたし、一応走れるし、修理にはお金がかかりそうだったので、このまま放置してしまいました。

ちなみに、2001年12月にスパークプラグをディーラーで交換してもらいましたが、端子の摩耗や腐食については指摘されませんでした。


端子がボロボロになっていた

2007年3月、走行距離21万qの頃、再び端子を点検したところ、想像以上に腐食が激しく、長さも短くなっていました。
ちゃんとスパークプラグと接触しているのか疑問ですが、エンジン回転中にイグニッションコイルハーネスコネクターを1気筒分外してみるとブルブル震えるので、一応接触はしているようでした。


腐食と摩耗の激しいイグニッションコイル端子


拡大図。こんなに腐食していた


端子を引っ張ったらポロっと出てきた


スプリングにはサビが生じ、切れやすくなっていた


スパークプラグの端子も腐食していた


プロテクタも劣化していたため欠けてしまった


接触を良くしてみる

腐食しているところをヤスリなどで研磨し、接点復活剤で洗浄し、接点改質剤を塗布してから元通りに組み付けました。
すこし変化があったように感じられましたが、端子の劣化が激しく、いずれはイグニッションコイルごと交換しなければなりません。


研磨前



研磨後

 

端子だけ交換してみる

ポロッと出てきた端子を見たら、電動工具のカーボンブラシが利用できそうだったので、ホームセンターで見つけてきました。
端子の入る丸穴の内径は5mmちょっとありましたので、5mm角のカーボンブラシを買い、丸穴に合うようにヤスリで丸く加工しました。


リョービのカーボンブラシ 505BB
(ジョイフル本田で2個入り420円)


このままでは奥まで入らないので…



円筒形に加工した



入ったけど、ちょっと長いので…



長さを半分に切った



左は加工前、右が加工後



カーボンブラシ装着後
(カーボンブラシのスプリングに曲がりクセがついているので、差し込むだけで落ちてこない)


交換後は

エンジン音が静かになりました。
特に高回転時の耳障りだった音が解消され、うるさく感じなくなりました。
全体的にパワフルな感じになり、加速が早くなりました。
減速後の2、3速のギヤからの再加速もやや改善しました。
全体的には、運転がしやすくなりました。

正常になるように補修しただけなので、これが普通なんですけど。
いままで気付かずにパワーダウンしていたようです。


最後に

今回補修したのは、車両右側3気筒の内、一番フロント寄りのイグニッションコイルです。車両左側の3気筒は点検していません(できません)。

今回補修した部分は何らかの病にかかっていると思われますので、また摩耗する恐れがあります。今後も加速の調子を見ながら見守っていく必要があります。

まだ2000回転付近での異音やマフラーにススが付く症状がありますので、他にも原因があるようです。

これをご覧になったみなさんは、愛車のイグニッションコイルを心配されたと思いますが、普通は摩耗しないものだと思いますのでご心配なさらないように。同じような症状がでたらもう一度読んでください。


ソケットレンチは12mm


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