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公開日:2013年1月8日

レーシングギアからPIAAに変更

PIAA HID H4切替式
(追加装備)

Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに限らず適用

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PIAA ヘッドランプ用 スーパーHID 4600K
 


概要

2009年9月、走行距離25.9万キロの頃、ヘッドランプに使っていたレーシングギアHID故障したので、PIAAのHIDに交換しました(フォグはベロフHIDのままです)。


購入

2009年9月、PIAAのHID 4600K HH47を、29,800円で買いました。
自動後退の専売品らしいですが、売れ残りなのか、セコハンで店頭表示価格59,800円→特価29,800円で売られていました。新品です。


メーカー PIAA
商品名
ヘッドランプ用 スーパーH.I.D. 4600K

品名:汎用スーパーHIDヘッドランプキット
仕様:H4ダブルタイプ
定格:12V、35W、HID
 

HID H4上・下切替え
バルブ・バラスト・ハーネス同梱
MADE IN JAPAN

車検対応

構成部品(付属品を含む) HIDバルブ×2、シェードキャップ×2、コントローラー×2、イグナイター×2、ローハイ切替ユニット×2、ハーネス(20ヒューズ付):長×1、短×1、コルゲートチューブ(内径約5mm)×2、タイラップ(黒、長さ150mm)×10、取扱説明書×1、保証書×2

※取付用ステーや両面テープ、ボルト、ネジ類は付属されていない。



 

仕様
 

使用した PIAA製HIDシステムの製品仕様
H4上・下切替 汎用スーパーHIDヘッドランプキットの主な構成部品
H.I.Dバルブ
タイプ : H4上・下切替え(2灯/セット)
定格:35W

色温度:4600K°(視認性の良い自然な色です)

寸法:
バルブ取付面から前方:59mm(シェードキャップあり)
バルブ取付面から後方:55mm

上下切り換えはやや斜めにスライドする(ハロゲン球の上下を真似している?)

コードの長さ:10cm(イグナイタとの中間コネクタから)、10cm(ローハイ切替ユニットとの中間コネクタから)

ローハイ切り替え後はバルブが固定されため、切替時の一瞬しか電流が流れない。
 
ハイ/ロー切替コネクタ
コード ビーム
0V 0V 0V 状態保持
12V
(一瞬)
0V 0V
0V 12V
(一瞬)
0V
※切替時の12Vは一瞬だけ。
※コネクタに黒コードが2本つながっているが、アースで1本にまとめられている。

コントローラー
(バラスト)
※取扱説明書ではバラストのことを
コントローラーと呼んでいる

2個/セット

HID LAMP CONTROLLER PH117  35W

シリアル:A2137704、A2137705 8A9

2本線入力、2本線出力

大きさ:幅70mm×高さ70mm×厚み30.5mm(突起部除く)

※見た目はかっこいいが、ラベルが斜めに貼ってあったり、箱の角が面取ってあるのでそこからシールが剥がれやすい。しかし、剥がしやすく貼り直しが利くので、コントローラーの取付状態が上下逆になるときはシールが貼り直せて便利(実際に左側は上下逆に貼り直した)。

イグナイター

2個/セット

HIDランプイグナイター PH85

大きさ:幅39mm×高さ48mm×厚み25mm
(突起部含まず)

シリアル:C3139030、C3138995
7KN

2本線入力、2本線出力

ローハイ切替ユニット

2個/セット

ハイ/ローを切り替えるコントローラ。左右にある。

純正のライトコネクタからヘッドランプの上下の状態を取得して、バルブの上下を切り替える。
切替時のみ電流を流すタイプ。

大きさ:幅57.5mm×高さ43mm×厚み32mm(突起部含まず)

入出力線7本

ユニット1個単体の消費電流(13.5V時)は0.19A(ロー側)、0.10A(ハイ側時)
切替時の一瞬の電流は未測定。

シリアル:D2058155、D2058081 8C6

ハーネス
 

2個/セット

長いタイプと短いタイプがあり、バッテリーに近いところは短いタイプを使う。

ヒューズは20A(平型黄色)。



装着


付属のハーネスが長すぎるので、配線を短くする加工をしながら装着しました。
また、掃除したり、写真を撮りながら作業したため、装着には3時間要しました(この他に前回のHIDの取り外しに1時間かかりました)。


コントローラー(バラスト)の取付

強力両面テープと結束バンド(インシュロック)で固定。コード側を後側にしました。
車両左側はラベルの向きが上下逆になるので貼り替えました。
結束バンド(インシュロック)は耐熱・耐候・屋外用を使いました。長いのを持っていなかったので、長さ200mmのを3本つなげて使いました。


バラストは強力両面テープと屋外用耐熱・耐候性インシュロックで固定した



イグナイターの取付

エアコンコンデンサー脇に取り付けました。熱の問題が無いことを祈ります。


イグナイターはここに取り付けた



ローハイ切替ユニットの取付

このローハイ切替ユニットに付属のハーネスが集中しているため、このユニットの取付場所をよく考えないと配線があっちこっちに巡ることになります。
自分はヘッドランプユニット裏近くに設置することにしました。
ここに置くと配線が余りすぎてしまうのが難点ですが、自分は配線短縮加工してスッキリ収めました。


ローハイ切替ユニットはここにぶら下げた



電源コードの配線


電源コードとは、バッテリーのプラス端子からヒューズホルダー経由でローハイ切替ユニットに行くコードです。
付属のハーネスはヒューズホルダーからローハイ切替ユニットまでのコードの長さが2種類あって、短いのはバッテリーに近い方、長いのは遠い方に使います。

バッテリーのプラス端子からヒューズホルダーまでの配線は、レーシングギアHIDで使っていたコードを利用しました。
この都合でヒューズホルダーはヘッドランプユニット裏近くに置くことにしました。
既存の電源コードをヒューズホルダーのコネクタ端子部分につなげました。
これによりPIAAの電源コードは、右側350mm、左側350mm短縮できました。

ヒューズホルダーからローハイ切替ユニットまでの配線は、どちらもヘッドランプユニット裏近くに置くので最短で済みます。
コードが長すぎるので、これも短くしてヒューズホルダーのコネクタ端子部分でつなぎ直しました。
これにより、右側1000mm、左側2000mm短縮できました。


電源コードを短縮した



コントローラーの配線

コントローラーの配線とは、ローハイ切替ユニットからコントローラーに行くコード1本です。途中に2極のコネクタがあります。
これも長すぎるので短くしてコネクタ端子部分でつなぎ直しました。
これにより、右側850mmmm、左側850mm短縮できました。


コントローラー・イグナイター間の配線

コントローラーとイグナイター間には1つのコネクタがあります。
コントローラーとイグナイターは250mmくらいしか離れていないところに取り付けるため、配線が余ってしまいます。
イグナイターとコネクタ間のコードを短くしてコネクタ端子部分でつなぎ直しました。これにより、右側450mmmm、左側450mm短縮できました。


アースの配線

コントローラーのアース線は、ローハイ切替ユニットの途中のコネクタから延びています。
バルブのローハイ切替用のアース線は、バルブから2本の黒い線が延びていますが、アース端子部分で1本にまとめられています。
どちらのアース線もバッテリーのマイナス端子にはつなげず、近くのボディの金属部分に取り付けました。



配線の短縮加工

配線が長くて余りすぎるので短く加工しましたが、普通はやらなくて良いことです(高電圧がかかる部分があるので慣れていない方はやらない方が良いです)。
 


配線の短縮加工はコネクタをばらして行った。端子は再利用してハンダ付けした


ヘッドランプユニットの後ろにコンパクトに収まった



配線の短縮加工した結果、使わずに残ったコード




バルブの装着

あらかじめ点灯確認は自宅でしました。
シェードキャップを装着。
ヘッドランプユニットへの装着はハロゲンバルブと同じようにするのですが、針金みたいなロックピンが固くてはまりませんでした。これはHIDバルブ側の取付ベースがやや厚いからだと思いました。
バルブのベースを少し削り、ロックピンを取り付けやすい方向に少し曲げたら、ちゃんとカチッとはまるようになりました。
純正のゴムカバーをバルブ後方から差し込んで装着しました(ちょっとキツイですがゴムカバーは加工無しで入りました)。
バルブ後方から出ているコードに取扱説明書どおりに付属のコルゲートチューブを取り付けました。
スペース的にはバッテリーなどは外さずに装着できました。


きちんと固定できるまで削った



バルブの黒いベースが映り込んでしまうので…



ベースをシルバーに塗った



映り込みは減った



点灯させてみて

4600Kなので自然な白色光です。とても明るく見やすいです。
ハロゲンバルブで点灯させたときと同じような配光をします。おそらくハロゲンバルブと同じ配光を意識して設計したのだろうと思います。ハイ側も同じです。ロー側とハイ側は驚くほど変化し、綺麗に照射してくれます。
いままでいくつもの種類のHIDを装着してきましたが、ハイ側時に点灯管が斜めにスライドするのはこれが初めてで、一番ハロゲンバルブのフィラメント位置を忠実に再現していると思いました。
 

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