カタログ Y31シーマ後期～サスペンション&ブレーキ

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ホーム > カタログ > Y31シーマ後期 > サスペンション	公開日:2009年4月1日

乗り心地の快さと、優れた安全性。
安心感をも包み込む、シーマの先進のメカニズム。

■優れた走行性を約束する4輪独立懸架

シーマのサスペンションはフロントにストラット式、リアにセミトレーリングアーム式を配した4輪独立懸架方式。

前輪のストラット式は直進性に優れ、走行中に受ける路面からの突き上げや車体の揺り戻しを防ぎ、快適な乗り心地を実現する二重防振サスペンションメンバー付です。扱いやすい電子制御パワーステアリングと相まって軽い切れ味で、優れた旋回性を示します。

後輪のセミトレーリングアーム式は長い実績と確かな信頼に裏打ちされた高性能サスペンション。

高級パーソナ・カーにふさわしい数々のチューニングを施し重厚な安定性と、納得ゆく乗り心地を実現しています。
サスペンションの優劣を左右するコーナリングにおいても、抜群の運動能力を発揮して、安定した走りを見せるシーマの足まわり。
キャパシティの高さを誇ります。

■優れた乗り心地と機敏な走りのエアサスペンション

従来のコイルスプリングに代わって圧縮空気をバネとして利用し、優れた乗り心地と確かな操縦安定性をもたらす電子制御エアサスペンションをタイプIIリミテッドAV、タイプIIリミテッド、タイプIIに採用しました。

2段階にバネ定数が変えられるエアスプリングと3段階の減衰力をもつショックアブソーバーの組合せ4輪に装備して、きめ細かい制御を行うためいままでにない走りを可能にしました。

走行するにしたがって、車速をはじめ、車高、路面状況、転舵角などの各種センサーが走行状況を把握。
その時々で最良のバネ定数や減衰力に瞬時に自動的に切換えます。
さらに、乗員数やトランクルームの荷物の量などによる車高変化にも素早く対応し、車両姿勢をベストの位置に保ちます。
このため、常に快適な乗り心地と高い走行安定性、操縦安定性が得られます。

制御モードはソフトな乗り心地の「NORMAL」としっかりした乗り心地の「SPORTY」の2つを設定。
路面状況やドライバーの気分などに応じて、2通りの走りの味が楽しめます。また、スイッチ操作によりHIGH（悪路走行時）、EXTRA HIGH（タイヤチェーン装着時）［停車時リアのみ］に切り換えられる車高調整機能も備わっています。

車両姿勢を常に安定に保ち、第一級の走行性能と乗り心地が得られるシーマならではの高級システムです。

ストラット式（strut type） ショックアブソーバーを支柱として利用した懸架方式。操縦安定性が良く、乗り心地にも優れる。

セミトレーリングアーム式（semi-trailing arm type） サスペンションアームが進行方向斜めに付く懸架方式。走行安定性が高い。

ショックアブソーバー（shock absorber） 路面ショックを吸収する緩衝器。車体バネのリバウンドを抑制して、振動の減衰を早める。

減衰力（damping force） 摩擦抵抗などによって運動方向と逆向きに働く力のこと。減衰力が大きいほど振動が早く収まる。

　