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公開日:2005年11月3日

2005年10月16日

密会パート3
(オフ会レポート)

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クルマの写真はこんなのしかありません

密会場所:しいぼーさん宅にて

参加者:Y31シーマ乗り3名
(しいぼーさん、GTkaiさん、初代@管理人)

今回の密会のきっかけは、しいぼーさんからの一通のメールでした。「電動カーテンのコントローラをショートさせてしまい動かなくなった」とのことでした。管理人は前々から電動カーテンとそのコントローラに興味があったので、実物を見たくて会うことになりました。

先に行われた秋ヶ瀬公園BBQオフには台風の影響で参加できなかったしいぼーさんですが、掲示板でGTkaiさんが冗談で「お土産話オフやりましょうか」と書いていたのを見て、それではと思い、3人での密会を企てました。

今回の用件は、電動カーテンの出張修理と、毎週のごとくオフ会等に参加しているGTkaiさんによるお土産話がメインです。なお、お土産話の内容については省略させていただきます。


電動カーテンの故障探求

ここではしいぼーさん所有の電動カーテンの故障箇所をどのようにして探っていったかを載せています。完全には直りませんでしたが、電動カーテンをお持ちの方は今後の参考にしてください。

予め動かなくなってしまった電動カーテンの症状などをメールで聞いておき、必要な部品や工具、計器類を持って密会に臨みました。

電動カーテンのレールはすでに車両に取り付けてあるので、室内ではカーテンレールなしでコントローラのみ点検を行いました。

コントローラの基板で目視で確認できる異常な点は、
    1.抵抗が1本焦げている。
    2.電解コンデンサーが膨らんでいる。
    3.トランジスタのような部品が破損している。
の3点でした。


電動カーテンコントローラ
入力コードは、ACC電源:黄1本、スイッチ入力:黄/青/緑の3本、
リバース電源入力:黒1本、アース黒:1本。
出力コードは、カーテンレールへの出力:白/黒の2本。

1の抵抗と2の電解コンデンサーは、しいぼーさんが近くの無線屋さんで新品を購入して取り替えたそうです。抵抗は電流が多すぎると黒く焼け焦げて切れることがありますが、これは焦げただけで切れてはいませんでした(抵抗はテスターで確認できた)。電解コンデンサーは、プラスとマイナスを逆につなげると破裂したり中の液体が噴き出すことがあります。容器が膨らんでいるということは破裂寸前だったのかもしれません。

3のトランジスタのような部品は電源用のICで、三端子レギュレーターという部品です。このレギュレーターは過電流保護や過熱保護などの保護回路が内蔵されているので、よっぽどのことがない限り壊れることはありません。しかし破損していたので、正常なものに交換しました。


左に見えるのは直流電源。右はテスター


左に横たわっているのは手動操作用のオープン/クローズスイッチ
スイッチには黄/青/緑の3本のコードがつながっています。
スイッチをOPEN側にすると黄と緑が、CLOSE側にすると黄と青がつながります。

しかし、電源をつないでも作動するはずのリレーが音がしませんでした。どうやら他のICやトランジスタも壊れてしまっているようでした。同一番号のICやトランジスタは持ち合わせていない(自宅に在庫もない)ので、残念ながら諦めてもらうことに・・・。


机上にてチェック中

コントローラの基板裏の配線パターンを追って解析していくと、どうやらカーテンはバッテリー電圧(12V)で動くことがわかりました。2つのリレーでプラスとマイナスを切り換えてカーテンを開けたり閉じたりしているようです。そこで、手動操作だけでも出来るようにしようと考え、ちょっとばかり改造して応急処置的に使えるようにしました。

コントローラの消費電流は、待機時150mA、リレー作動時200mAでした(直流電源の電流計の読み)。


基板裏のパターンをコードでバイパスして、とりあえず使えるようにした(赤い矢印の部分)

次はしいぼーさんのクルマに移り、カーテンレールの点検です。コード両端の抵抗を測ってみると若干の抵抗が確認できたため、断線もショートもしていないようでした。イチかバチかでコードの両端に電源をつないだところ、カーテンが動きました!。電源の極性を逆につなげるとカーテンはもとに戻りました。これはおもしろい!!。


31セダン用なのでちょっとサイズが足りません。
しかもマルチAVシステム用アンテナの出っ張りが邪魔してます

しいぼーさん「ショートした」といっていた原因はカーテンレール内のショートだと思っていたのですが、予想は外れました。そこでコントローラにつなげる電源コードの電圧を測ってみると、なんとマイナス12Vでした。つまりプラスとマイナスが逆になっていたのです。これで基板上の三端子レギュレーターの壊れ方が酷いワケがわかりました。
ふー危ない危ない。コントローラを直しても、またこの電源コードにつなげたら一巻の終わりになるところでした。

先程応急処置的に直したコントローラと電源コードを正しくつなげたところ、手動でカーテンをオープン/クローズできることを確認しました。また、リバース電源の配線はしいぼーさんがまだやっていないので、リバース電源入力コードに仮に電源をつなげたところ、正常にカーテンをオープンできることを確認しました。ただし、リバースが終了してもカーテンはクローズしません。このことについては「セルシオだってクローズしないからこれでいい」とのことでした。

しかし、オフ会後に気付いたのですが、リバース電源入力の反応が良すぎるので、入力があると即座にカーテンがオープンしてしまいます。A/Tセレクトレバーが「R」になっても少しだけ時間をおかないと、シフト操作で「R」を通過しただけでカーテンがオープンしてしまうのです。これではちょっと不便です。
そこで管理人が電動カーテンのコントローラを自作することにしました。純正コントローラは壊れた可能性のある部品をすべて交換すれば直る のでしょうが、自作した方が多機能でかつおもしろい仕様にできると思い、自作することにしました。なぜそこまでやるのかというと、自分もいつかは電動カーテンを装着したいからです。でもカーテンレールを入手できるまでは着手出来ませんが・・・。


インパルエアサスコントローラの不具合

しいぼーさんが入手したインパルのエアサスコントローラ「スーパーサスペンションユニット」を装着すると、ステアリングが重くなる症状が出るそうなので、管理人が持ち帰って診察することにしました。

電子制御エアサスペンション装着車は、ステアリングのコントローラがエアサスコントロールユニットに組み込まれてるため、エアサスシステムに異常がある場合はステアリングに影響が出てくる可能性があります。まずは管理人のクルマでテストしてみます(宿題)。


インパル スーパーサスペンションユニット


最後に

今回もまたしいぼーさんからシーマの純正部品を頂戴いたしました。どうもありがとうございました。

インパルサスコンの検査や電動カーテンコントローラの自作など宿題が山積みですが、暇を見てやっていこうと思います。→これは完了しました。

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