概要
愛車に装着しているストップ・テールランプ用LEDの紹介です。
従来の電球は電流が多く、それ故にランプソケットや球切れセンサーに不具合が生じていました。
バッテリーやオルタネーターへの負担を軽くするためにもLED化を考えて装着しました。
電球よりも明るく、消費電力の少ないPHILIPS(フィリップス)のLEDを選びました。
仕様
タイプ : S25ダブル(P21/5)
定格 : 12V 2W(ストップ)/0.3W(テール)
色 : 赤
光束 : 115lm(ストップ)/15lm(テール)
品番 : 12899RX2
JANコード : 8727900384093
個数 : 2個入り
車検対応
3年保証
※従来品12899x2の後続商品
装着してみて
●従来の電球(21W/5W)よりも明るい。
●光り方は電球そっくり。
●球切れ警告灯が点く。
LEDは消費電力が少ないためストップ・テールランプセンサーが球切れと勘違いします。センサーの出力をカットすることで点かなくなります。
●消え方が旧車に合わない。
LEDなのでパッと消えるのは今風で問題ないのですが、旧車乗りからすると安っぽく、つまらない感じがします。電球のような消え方になるように途中の回路を変更する予定です。
●テールレンズの明暗がよくわかってしまう。
これは愛車だけの問題なのですが、リアコンビネーションランプ(レンズのユニット)は右側だけ交換しているので、左右の明るさが違って見えてしまいます。
電圧ー電流特性
電圧を0.5Vずつ変化させて電流がどのように変わるか調べてみました。4灯まとめて点けたときに測りました。電流は実測値で、電力は計算で求めました。
1灯の場合は値を4で割ってください。公称の定格電力は1灯あたり2Wです。
電圧(V) | 電流(A) | 電力(W) |
---|---|---|
8.0 | 0.85 | 6.8 |
8.5 | 0.80 | 6.8 |
9.0 | 0.72 | 6.5 |
9.5 | 0.73 | 6.6 |
10.0 | 0.69 | 6.9 |
10.5 | 0.66 | 6.9 |
11.0 | 0.62 | 6.8 |
11.5 | 0.60 | 6.9 |
12.0 | 0.60 | 7.2 |
12.5 | 0.56 | 7.0 |
13.0 | 0.53 | 6.9 |
13.5 | 0.53 | 7.2 |
14.0 | 0.51 | 7.1 |
14.5 | 0.51 | 7.4 |
15.0 | 0.50 | 7.5 |
15.5 | 0.47 | 7.3 |
16.0 | 0.46 | 7.4 |
16.5 | 0.45 | 7.4 |
4灯点灯時の電流は約0.6Aとかなり少なめです。電球の約10分の1で済みます。電球より明るくてこの省電力なら買った甲斐がありました。
面白いのは、電圧が変化しても明るさが変化しないように制御していること。普通は電圧が下がると電流が減って暗くなるのですが、それがありません。電圧が低いほど電流が多く、電圧が高いほど電流が少ないです。電力をほぼ一定に保つ制御がされているようです。
各々の電流にばらつきがあっても明るさに違いはありません。