寒いときにも意外と役立つ
ベンチレーター
Ventilator (追加装備)
トランク右下にこんな穴をあけてしまった
※この装備は2007年9月、ファンが破損していたため取り外しました
概要
これは走行距離84,000kmの頃に装着しました。
ベンチレーターとは換気扇のことです。当初は太陽電池を使ったソーラーベンチレーションシステムを考えましたが、風力が弱いので補助バッテリーを使ったシステムにしています。
通常、車内の空気はリアトレイ後方からトランクに抜け、右下の換気口から排出されているようです。この一連の空気の流れを強制的に行うのがベンチレーターです。
既存の換気口の近くに直径75mmの穴をあけ、そこに12Vで回転するファンを設置しました。しかし、12Vでは回転が速すぎて音がうるさく、消費電力も気になるため若干電圧を下げています。これなら24時間常時換気させても問題ありません。
構成図
ファンが回り出す電圧 |
DC11.2V |
ファンが止まる電圧 |
DC10.0V |
減速装置はファンの回転スピードを落とす目的以外に、電源電圧によって自動的に運転・停止する役目もしています。バッテリーが正常なら常に換気してくれます。
どのくらいの効果か
参考車内温度 |
ベンチレーターあり |
最高38℃ |
4月上旬に数回測定した内の最高温度 |
ベンチレーターなし |
最高45℃ |
3月中旬に数回測定した内の最高温度 |
真夏の車内温度上昇をどのくらい抑えられるかは、天候によって左右されるためハッキリしたことはわかりません。
意外な効果(冬季)
当初は夏季シーズンの強制空冷用に設置したのですが、意外に冬季にも効果が現れます。通常、寒い時期に駐車場に止めて置くと放射冷却現象等によって車内外に温度差が生じ、ガラスの外側に霜が付いてしまうことがありますが、常に換気しておくと、温度差が少なくなるため霜が付きにくくなります。朝の忙しいときでもすぐ出発できるのでとても便利です。特に駐車時にデフロスターをONにしたままエンジンを停止すると、風向がフロントガラスに向くので、霜の付着と凍結防止に効果的です。
犬のフン害に悩んでいる場合は、犬が嫌がるニオイの排出用として応用できます。
その他の効果
トランクに設置してある補助バッテリーから充電中に発生する水素ガスを、車外へ排出する役目も担っています。
また、犬のフン害に悩んでいる場合は、犬が嫌がるニオイの排出用として応用できます。
逆効果(要注意!)
良いことばかりではありません。雨漏りが懸念されているクルマでは、水の浸入を助長させてしまう恐れがあります。ベンチレーターを装着しますと空気を排出することによって車内は負圧になります。特にエアコンの設定を内気循環にしておくと空気の進入経路が断たれてしまい、有りとあやゆる隙間から空気を吸い込もうとします。そしてその時に雨が降っていると、思いがけない所から雨水が浸入し、車内は水浸しとなってしまいます(管理人が経験済み・笑)。
関連ページ
追加装備 〜 補助バッテリー
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