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公開日:2006年6月11日
最終更新日:2013年9月9日

本当に恐ろしい

冷却水の漏れ
(メンテナンス)

Y31シーマおよびY31セドリック・グロリアに適用
(ただしノンターボ車は金属製なので今回のような漏れはあり得ない?)

ぷはぁ〜

概要

2006年の春、走行距離19万7千キロの頃、ラジエーターーのアッパーホースが抜けて水漏れしました。

ホースを差し込む部分が弱くなっていて、走行中に何かの拍子で樹脂部分が切れて抜けたのです。アッパーホースのすぐそばにはエアを取り込む入り口がありますが、そこに冷却水が流れ込んでしまい、あわやエンジンが水死するところでした。


修理費用

約7万円 (ラジエーターーとホース類の部品代と工賃)


詳細

通勤で

通勤のため朝自宅を出てから約10分後、信号待ちをしているときにボンネットの前方両端から白い煙が出ていることに気付きました。昔オーバーヒートを経験していたので慌てず水温計を見たら正常の範囲内でした。水温は正常なので配線がショートしたときの煙かとも思いましたが、何か変な臭いはしているものの、焦げ臭くはありません。

信号が変わって走り出すと煙は見えなくなりますが、また信号で停まると煙を確認できました。これはヤバイと思って近くのパチンコ屋さんの駐車場に入庫。切り返しをしようとギヤをバックに入れたとたんエンストしました。エンジンをかけ直し、今度はエンストすることなくちゃんと停めることが出来ました。

エンジンが水死するところだった

ボンネットを開けてみると湯気が立ち上がり、エンジンルームは水浸しでした。そしてすぐにわかりました、ラジエーターーの太いアッパーホースが抜けているのを。これが抜けて吹き出したら一溜まりもありません。心配になってエアクリーナボックスのフタを外してみると、エアーエレメントは湿っており、エアーエレメントを外すと、エアフローメーターの奥から湯気が出てきました。これはヤバイ!と思いましたが今までエンジンがかかっていたので死んではいないようだと一安心。


赤い矢印がホースが抜けた部分
エアインテークダクトの空気吸込口から湯気が出ているのが確認できます

しばらくエアーエレメントを外したままにしておけばエンジンの熱で乾くだろうという程度の考えで済みました。乾かしている間は、びしょびしょになったエンジンルームを拭きました。

外れたアッパーホースを確認したところ、ホース側の口の部分にラジエーターーの樹脂の残骸が残されていました。取ろうと思って引っぱったらボロっと割れてしまいました。非常に弱くなっていて、ポキポキと割れるのではなく、塗れているので濡れせんべいのようにボロボロという感じで割れます。ラジエーターーの差し込み部分が少しだけ残っていたので、ホースを奥まで差し込み、クランプ(クリップ)をなるべく根元の方で締めました。


ホース内にあった樹脂の残骸

エンジンルームを一通り拭き終えたところで、エンジンもかかることだし水温も普通だったので、このまま走ってみることにしました。
ところが走り出してから5分もしないうちに水温が見る見る上昇!。運悪く渋滞にもはまり、エンジンルームからボコボコ沸騰している音が聞こえ出しました。またこれはヤバイ!と思ってすぐ近くの民家の敷地にクルマを入れました。

「スミマセン!そこでクルマがおかしくなっちゃったのでしばらく停めさせてください」。おばちゃんに事情を説明し、停めさせてくれました。冷却水を補充しなければならないと思い、近くのコンビニまでペットボトルの水を買いに行きました。その途中で犬にかまれるというアクシデントがあり、今日はなんてついてない日なんだと泣けるような思いでした。そして何リットル必要だかわからなかったのでとりあえず2リットルのミネラル水を購入。早速、ラジエーターーのキャップから注水。なんと2リットルの水を丸飲みしてしまった。それでエンジンをかけてみたら案の定、すぐにボコボコ音を立てて沸騰してしまった。

レッカー移動することに

水を補充しても空気の抜き方を知らないのでまた沸騰するかもしれないし、またホースがぬける可能性もあるので、救助を呼ぶことにしました。JAFを呼ぶとお金がかかるのでクルマの保険会社にTELし、レッカーを手配してもらいました。レッカーは約15分ほどで到着。停めさせてもらった民家の敷地が広かったのでレッカー車もUターンすることができ、とても助かりました。行き先は、いつもお世話になっている日産です。レッカー移動料は保険のロードサービスで無料でした。

日産に着いて

事情を話してからクルマを見てもらいました。ラジエーターーに水を補給し、カラ吹かしすること数分。その後何をやったのか水蒸気を噴出させちゃってました。自分はショールームから見ていたのですが、エンジンルーム全体に水がかぶり、日産の人の作業服も濡れてました。その後、2度目に上手くできたようでした。

交換することに

ラジエーターーが詰まっていることもあり、交換を薦められたので、ホース類も含めて交換修理をお願いしました。
部品が入り次第連絡をもらい、合い鍵を預けて修理してもらうことにしました。

無事に終了

修理は自分が仕事をしている間に行われました。日産で取り外したラジエーターーを見せてもらいました。


いままで使っていたラジエーターー


破損部分

 

請求金額:70,308円(税込み)

レッドステージ 日産サティオ K店

費目 コード 作業内容および部品名称 記号 数量 技術料 部品代
  ラジエーター 交換   13,400円  
  ラジエーターホース 交換      
BY570-45V00 ラジエーター アッセンブリ   1   42,900円
21501-16V00 ホース、ラジエーター アッパー   1   1,200円
21503-45V00 ホース、ラジエーター ロア   1   1,810円
21631-16V01 ホース、A/Tオイルクーラー   1   1,950円
01555-00291 クランプ、ホース   3   780円
01558-00181 クランプ、ホース   2   320円
XYZ01 LLC   2   4,600円

※ラジエーターはいままでのと同型の樹脂製。ちなみにノンターボ車は金属製のようです。
※樹脂部分だけの交換もできるようですが工賃はわかりません。
※ラジエーターアッセンブリBY570-45V00は、同アッセンブリ21460-45V00(57,200円相当)のPITWORK Vシリーズ置き換え品のようです。
※ホースクランプ01555-00291はアッパー&ロアホース用。同01558-00181はA/Tオイルクーラーのフレキシブルホース用。



新品になったラジエーター


ホースもクランプも新品

 

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