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公開日:2009年3月22日
最終更新日:2012年2月16日

火花が降ってきました

溶接の火花でガラス損傷(業者編)
事件簿



▲上空から溶接の火花が降ってきてフロントガラスと
サイドガラスにこのような傷がついた


概要

1999年10月、走行距離7.8万キロの頃、会社の駐車場のとなりで建設中の建物から、溶接の火花が降りそそいでクルマのガラスが溶けました。
相手の会社から保険金が支払われ、示談しましたが修理はしていません。


目の前で

会社の駐車場のすぐ隣に不気味な建物が建ち始めました。鉄骨と鉄板の高い塀で囲み、地面は深く彫り込んでいました。
「サリン事件を起こした某宗教団体がここに引っ越してくるのか?」というウワサが立つくらいの不気味さでした。
結局そこは古紙を回収して分類・圧縮して売る会社だったのですが、その建設工事中に事件が起こりました。

以前からクルマのそばで工事しているので危ないとは思っていたのですが、ある日の朝、駐車場にいてクルマの方を見ると上から火花が降って来ているではありませんか。
隣接する塀の上で何かの機械を養生も何もしないで溶接していて、まともに火花を降らしていたのです。
それを見てすぐに「おいっ!!!」と大声で叫び、同僚とともに被害の確認をして抗議しました。

駐車場には数台止まっていましたが、直下にいた愛車が一番直撃を受けました。
溶接で溶けた金属片がガラスにベタベタくっついて固まっていました。
被害車両は8台にも及びました。
高いところから火花が降ってきたので被害が大きかったのです。
 


▲このような爆撃で8台も被爆した(再現画像)



 
溶けて凹んだガラス

愛車はフロントガラスと助手席側のガラスに被害を受けました。
ちょうど目の高さに傷が付いたので、眼のピントがガラス面に合えば気になってしまいます。
被害車両の中にはボディにも金属片が付着し、こびり付いて取れなかったり、塗装が変色したり溶けて凹んだりしたクルマがありました。


溶けなかったSFC塗装

愛車のボディにも多量の火花が降り注ぎましたが、スーパーファインコーティング(S.F.C)の威力が発揮されたのか、まったくこびり付かなかったので塗装の被害はありませんでした。
日産純正のフッ素樹脂塗装が焦げ付きにくいフライパンのような働きをするとは・・・。
悲しいけどこんな形でS.F.Cが火花に強いことが実証できました。


ディーラーで見積もり

日産プリンスM営業所で出してくれたフロントガラスと助手席ガラスの交換修理の見積もりは、約26万円でした。
塗装の弱い車両は30万円を超えるものもありました。
すべての被害車両の合計は200万円を超えました。
 

被害車両明細

車種 見積金額 協定額
Y31シーマ(うちのシーマ) 260,400円 260,400円
R33スカイライン 214,515円 214,515円
100マークII 96,600円 96,600円
カローラ 193,074円 193,074円
オデッセイ 118,650円 118,650円
ビッグホーン 637,928円 ?
フェスティバ 319,315円 ?
? 233,552円 233,552円

合計

2,074,034円 1,116,791円
※協定額が不明なのは損害と修理額の確認を要した車種



前回のガラス損傷との区別

前回のガラス損傷事件と同じ被害なので区別が付きにくいと思われますが、前回のガラスに付着した金属片は取り除いてあり、今回はまだ金属片が付着したままですのでハッキリ区別がつきます。
この状態で相手の保険会社に確認してもらいました。


保険金の受け取り

相手は請負業者賠償保険に入っており、Y田火災海上保険から保険金が支払われました(相手は会社なので、クルマ対クルマではなく、業者対クルマという関係です)。
自分の場合は、仕事が忙しくて修理に出すヒマがないので後日修理することとし、損害賠償念書にサインして見積金額全額(ただし消費税含まず)を受け取りました。
修理した場合は消費税分も支払われることになっています。
なお修理しなくても良いことになっています。


後記

この他、同じ場所で茶色いサビ止めペンキが愛車の左フロントドアに数滴付きました。
これは見積金額には含まれていません。
簡単に取れると思ってましたがなかなか取れませんでした。→これは後の全塗装で消えました。

なお、ガラスの損傷具合が前回のガラス損傷事件(ディーラーが「溶接ではない」と否定した事件)と同一であることから、これで前回も溶接の火花が原因だったことが実証でき、ディーラーのウソが確定しました。


※2012年2月現在まだガラス交換修理はしていません。
 

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関連ページ

事件簿溶接の火花でガラス損傷(ディーラー編)

 

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